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※掲載順位や評価は、当サイト編集部が独自の基準で判断したものです。記載は2026年9月時点のものです。

「実家のお墓を、そろそろどうにかしないと」

そう思いながら、何年も手をつけられずにいる方は本当に多くいらっしゃいます。
ご住職の顔が浮かぶと切り出しづらい。役所の手続きが難しそうで気が重い。遠方でそもそも通えない。
どれも、ごく自然なお気持ちだと思います。

まずひとつだけ、お伝えさせてください。墓じまいは、ご先祖様を粗末にすることではありません。
お子さんやお孫さんの代に負担を残さないための、立派な決断です。
ここで迷われているということは、それだけご先祖様を大切に思っていらっしゃる証拠だと思います。

そして、いま挙げた3つの不安は、いずれも代行業者に頼めば解決できます。
おひとりで抱え込む必要は、まったくありません。

ただ、会社選びを間違えると「工事はしてもらえたけれど、手続きは結局すべて自分」「お寺とのことはうちでは対応できません」という中途半端な形になり、振り出しに戻ってしまいます。

この記事では、全国対応の主要6社を独自の5つの指標(各5点満点/25点満点)で採点しました。
順位を競わせるのではなく、「あなたがいまどの段階にいるか」で選べるようにまとめています。
ご自分に近いところから読んでいただいて構いません。

そもそも墓じまいは、いくらかかるのか

会社を比べる前に、費用の全体像をつかんでおきましょう。ここが分かっていないと、見積書を見ても高いのか安いのか判断できません。

墓じまいにかかるお金の内訳

  • 墓石の撤去・整地工事
    → 1㎡あたり10万円前後が目安とされます。これは墓じまいくん(鎌倉新書)が公式サイトで示している数値で、同社の施工経験にもとづくものです。山間部で重機が入らず手作業になる場合など、条件によって10万円台から300万円近くまで開きます。
  • 行政手続き(改葬許可申請)
    → 役所へ支払う手数料自体は数百円〜千円程度。代行を頼む場合は3万円前後が目安です。
  • 閉眼供養のお布施
    → 3〜10万円程度。
  • 離檀料
    → お寺の方針により0〜20万円前後。法的に支払う義務はありません。
  • 次の納骨先
    → 永代供養墓3万円〜、樹木葬8万円〜、海洋散骨5万円〜、納骨堂10万円〜が一つの目安です。

※金額は各社公式サイトの記載および一般的な相場をもとにした目安です。

離檀料について、心強い情報があります。
墓じまいくん(鎌倉新書)は公式サイトで、自社のこれまでの経験上、離檀料を請求してくるお寺は20件に1件ほどだと公表しています。
統計調査ではありませんが、「必ず高額を請求される」という前提で身構える必要はなさそうです。
ただ、請求された場合によく聞く金額は10万円から500万円までと幅が大きく、そこが怖いところでもあります。

墓じまい代行を選ぶ、5つの評価指標

各社の公式サイトに記載されたサービス内容をもとに、次の5項目を独自に採点しました。

指標見ているポイント
料金の明朗さ総額や単価が公開されているか、追加費用の条件が書かれているか
手続き代行力改葬許可申請やお寺への連絡を「代行」までしてくれるか
対応エリア全国対応か、地方の山あいや離島まで施工できるか
信頼性・実績運営会社の規模、施工実績、第三者からの評価
次の供養先の提案力樹木葬・永代供養・散骨まで一緒に手配してもらえるか

このなかで、多くの方が見落とすのが「手続き代行力」です。ここだけは、申し込む前に確かめておいてください。

「手続きサポート」と「手続き代行」は、まったくの別物です。

「サポート」と書かれている場合、必要書類のご案内や書き方のアドバイスまでで、改葬許可申請書の記入・提出はご自身で行う形が一般的です。実際、大手のなかにも「申請書はご本人に記入いただきます」と明記している会社があります。

遠方にお住まいで役所へ足を運べない方は、申し込む前に「書類の記入と提出まで代わりにやってもらえますか?」の一言だけ、必ず聞いてみてください。この確認をするかしないかで、後のご負担がまるで変わります。

墓じまい代行6社 総合比較表

業者名料金の
明朗さ
手続
代行力
対応
エリア
信頼性
・実績
供養先の
提案力
総合点柱数どんな方に向いてるか
墓じまいくん5455524点撤去は柱数不問。総合力で選びたい
イオンのお葬式5455423点2名まで込み。3名以上は別途知名度と安心感重視
わたしたちの墓じまい4544522点記載なしお寺と揉めている
メモリアルアートの大野屋3445521点記載なし老舗に相談したい
ミキワ5443420点なし(面積と石材量で変動)散骨・粉骨を考えている
墓じまいパートナーズ4354420点石材店の判断によるお寺指定の石材店がある

遺骨の数は、見積もりの前に必ず伝えてください

今回調べた6社のうち、本体料金に遺骨の数を明記しているのはイオンライフのみで、取り出しは2名まで、3名以上は別途費用とされています。
他社は面積や石材量で料金が決まる体系のため、遺骨が何柱あっても本体料金は変わらないという読み方ができます。

ただし業界全体では、遺骨の取り出し作業を1柱につき3万円前後で設定する例や、「2体まで追加料金なし」とする石材店もあります。
明記がない=無料、とは限りません。

墓じまいでは、開けてみたら遺骨が5柱あった、ということが普通に起こります。
見積もりの段階で「遺骨が何柱あるか、分からない場合はその旨」を伝えておくと、後から金額が変わる事態を避けられます。

以下、総合点の高い順にご紹介します。ただし点数が高い会社が、あなたにとって最良とは限りません。
各社の「向いている方」の欄を、ご自分の状況と照らし合わせながらお読みください。

おすすめ① お墓の引越し&墓じまいくん(鎌倉新書)

“ 寺院とのやりとりまで基本料金に含む、東証プライム上場企業のサービス ”

料金 5 手続き 4 エリア 5 信頼 5 供養 5

【評価】料金 5/手続 4/エリア 5/信頼 5/供養 5 = 総合24点

1984年創業の株式会社鎌倉新書(東証プライム上場、証券コード6184)が運営するサービスです。同社は全国で10,000件以上の霊園・墓地情報を掲載する「いいお墓」の運営元で、お墓の相談実績は年間14万件以上。

評価したのは、基本料金の中身です。

墓じまいくん 基本料金(税込)

  • 0〜2㎡未満 159,000円〜
  • 2〜3㎡未満 253,000円〜
  • 3〜4㎡未満 286,000円〜
  • 4〜5㎡未満 319,000円〜

この価格に、墓石の撤去・処分、行政手続きのサポート、寺院とのやりとり、遺骨の取り出しまで、墓じまいの工程で必要な事項がすべて含まれます。

オプションとして、改葬許可申請手続き代行・墓所返還手続き代行・永代供養墓使用料・永代供養証明書発行までを含む「ご先祖あんしん永代供養パック」が220,000円(5柱まで)、遺骨の洗浄・乾燥・粉末化と東京湾での代行委託散骨・散骨証明書発行までを含む「ご先祖あんしん海洋散骨パック」が165,000円(3柱まで)。
遺骨が多い場合は、6柱まで275,000円、10柱まで440,000円と柱数別の設定があります。
墓じまいでは、お墓を開けてみたら遺骨が5柱あった、ということが普通に起こります。
柱数で金額が変わるプランは、事前に区分を確認しておいてください。

寺院とのやりとりが基本料金に含まれているのは、6社のなかでもここだけです。
さらに離檀交渉に実績のある春田法律事務所と提携しており、こじれた場合の受け皿も用意されています。

供養先の提案力も抜けています。
グループ会社のハウスボートクラブが創業当初から海洋散骨を専門に手掛けており、樹木葬・永代供養墓・納骨堂・一般墓まで自社グループの情報網から提案できます。

お寺への切り出し方を、はっきり教えてくれる会社です

公式サイトのよくある質問には、「相談」ではなく「報告」の形で話すとうまく進む、という具体的な助言が載っています。
「子供たちの生活の基盤も東京だし、このままだと誰も連絡が付かなくなる。お寺にもご迷惑をかけてしまうから、お墓を引き上げることにしました」といった伝え方です。

さらに、ご自身でお寺と話す際に「離檀料は?」とこちらから切り出してしまい、かえって請求を招く方が多いとも注意を促しています。
ここまで踏み込んで書いている会社は多くありません。

気をつけたい点

行政手続きは「サポート」に留まり、場合によっては行政書士や司法書士を紹介する形になります。
書類の記入まで完全に任せたい方は、後述の「わたしたちの墓じまい」のほうが確実です。

また、電話窓口が土日祝休みです。
平日にお仕事をされている方で週末に相談したい場合は、Webフォームからの問い合わせになります。

撤去・行政手続き・寺院とのやりとりまで込みで159,000円〜。お見積り・ご相談は無料です。

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おすすめ② イオンのお葬式(イオンライフ)

“ 面積だけで決まる全国一律の料金と、役所への提出まで代行 ”

料金 5 手続き 4 エリア 5 信頼 5 供養 4

【評価】料金 5/手続 4/エリア 5/信頼 5/供養 4 = 総合23点

イオングループのイオンライフが運営するサービスです。
最大の魅力は、お墓の面積ごとに全国一律の料金が決まっていること。
見積もりをお願いする前から、公式サイトで金額を確かめられます。

しかも「墓じまいに必要な行政手続き代行(提出代行)」を行なっており、役所への提出まで料金に含まれています。
「サポート」ではなく「代行」をしてくれるのは、他社と比べても強みとなる部分です。

イオンの墓じまい 料金表(税込)

  • 1㎡未満   195,800円〜
  • 1〜2㎡未満 239,800円〜
  • 2〜3㎡未満 283,800円〜
  • 3〜4㎡未満 316,800円〜
  • 4〜5㎡未満 349,800円〜

含まれるのは、石塔1基、外柵の処分(高さ30cmまで)、基礎コンクリートの処分、墓地内の土・玉砂利・敷石、ご遺骨の取り出し(2名まで)、墓地の整地です。

この範囲を超える作業(背の高い外柵、3名以上のご遺骨など)は別途費用になります。
次の納骨先のご費用、閉眼供養のお布施、離檀料も別途です。
お支払いは契約後10日以内に半額、工事完了後に残額という前払い方式です。

※2026年9月1日時点、イオンライフ公式サイトの記載にもとづきます。料金は改定される場合があります。

知っておいていただきたい点

ひとつめは、お寺とのやりとりや離檀について、公式サイトに記載がないことです。
すでにご住職と気まずくなっている、高額な離檀料を切り出されているという方には、この会社だけでは足りない可能性があります。

ふたつめは、同じ面積なら条件を問わず同じ料金であること。
狭くて重機が入りやすいお墓でも、区分が同じなら同額です。
裏を返せば「揉めない安心」を含んだ価格ということで、そこに納得できるかが判断の分かれ目になります。

なお、公式ページには「まごころ価格ドットコムと協同してお墓の販売をさせていただいております」と記載があります。
イオンの看板でありながら、実際の施工は墓石の専門会社と組んで行う体制です。

面積を選ぶだけで金額がわかります。全国一律・24時間365日受付。

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おすすめ③ メモリアルアートの大野屋(大野屋)

“ 引越し先の提案から撤去まで、専任の担当者が一貫して受け持つ体制 ”

料金 3 手続き 4 エリア 4 信頼 5 供養 5

【評価】料金 3/手続 4/エリア 4/信頼 5/供養 5 = 総合21点

株式会社メモリアルアートの大野屋は、1939年設立、創業80年以上のお墓の専門企業です。
信頼性は文句なしの5点。

特筆すべきは相談体制で、同社が運営する無料電話相談窓口「大野屋テレホンセンター」は、年間約2万6千件、累計約26万件の相談実績を持ちます。
仏事アドバイザーが相談者の事情に合わせて助言する仕組みで、墓じまいだけでも年間1500件を超える相談が寄せられています。

「お墓の引越しおまかせサービス」では、引越し先の提案から墓石の撤去、移設、遺骨の移送、各種手続きの代行までを、専任の担当者が一貫して担当します。
窓口が変わらないというのは、この年代の方にとって思っている以上に大きな安心材料です。

離檀については、お寺に伝える内容、時期、お骨出しまでのスケジュール調整をアドバイスし、お手伝いする形と説明されています。

大野屋の墓じまい費用(和型墓石・税込)

公式サイトの「墓じまい費用 かんたん計算」で試算できます。外柵の有無で金額が大きく変わります。

■ 外柵なしの場合

  • 面積にかかわらず 138,600円〜304,700円

■ 外柵ありの場合

  • 〜1.5㎡ 353,100円〜519,200円
  • 〜2.5㎡ 407,000円〜573,100円
  • 〜3㎡  484,000円〜650,100円
  • 〜5㎡  660,000円〜826,100円
  • 〜7㎡  830,500円〜996,600円

※3㎡は畳およそ2畳分が目安です。実際のお見積りは、ご希望により現地確認の後に提出されます。

気をつけたい点

料金の幅が広いのが、この会社の弱点です。外柵なしでも138,600円から304,700円まで2倍以上の開きがあり、外柵ありだと100万円近くになる区分もあります。
他社のような「1㎡未満なら◯◯円」という単純な定額ではないため、料金は3点としました。

とはいえ、外柵のない小さなお墓であれば138,600円〜と、6社のなかで最も安い水準でもあります。
ご実家のお墓に外柵があるかどうかで、この会社の評価は大きく変わります。
まずはシミュレーターで試算してみるのが早道です。

供養先の提案力は5点としました。永代供養墓や樹木葬に加え、室内墓苑、さらに遺骨ジュエリーとミニ骨壺のブランド「Soul Jewelry」まで自社で扱っており、「お墓は片付けるけれど、手元に少しだけ残したい」というご要望にも応えられます。

必要な情報を選ぶだけで、墓じまい費用の概算がその場で分かります。

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おすすめ④ わたしたちの墓じまい(株式会社フーフー)

“ 分かりやすい3段階料金の離檀代行、墓じまい完了後の支払いでOK ”

料金 4 手続き 4 エリア 4 信頼 4 供養 5

【評価】料金 4/手続 4/エリア 4/信頼 4/供養 5 = 総合21点

2002年設立の株式会社フーフーが運営する、墓じまい代行のサービスです。
本社は神奈川県藤沢市にあります。

この会社の特徴は、離檀代行を料金つきのサービスとして用意していることです。
離檀代行の料金にはお寺への御礼が含まれていて、高額な離檀料を請求された場合などは、提携弁護士のサポートが受けられると説明されています。
お寺とのことに不安がある方にとって、どこまで任せられ、いくらかかるのかが先に分かるのは心強い点です。

わたしたちの墓じまい 料金表(税込)

  • お墓の撤去(基本料金)
    • 1㎡まで   143,000円
    • 1.1〜2㎡まで 209,000円
    • 2.1〜3㎡まで 275,000円 ※3㎡を超える場合の料金は要確認
  • 行政手続きのサポート(書類作成のサポート) 33,000円〜
  • 離檀代行 132,000円〜(お寺への御礼を含む)
  • 永代供養 33,000円〜(1柱)

※公式サイトの表示は税別です。上の金額は、税込の金額を記載しています。

公式サイトには、料金が割増になる条件もはっきり書かれています。 土台に厚みがある、工事車両が近づけない、斜面にある、土台が隣のお墓と共有で切断が必要、石の処分費用が必要、カロートがある、工事期間に制限がある、といった場合です。 ご自分のお墓が当てはまるかを事前に確かめられるので、料金の明瞭さは4点としました。

永代供養の紹介では、散骨から樹木葬まで幅広い行き先を用意していると説明されています。供養先の提案力は5点としました。

気をつけたい点

離島のお墓は、状況によって受けられない場合があると明記されています。
エリアを4点としたのはこのためです。
また、電話受付は11時〜18時で日曜定休です。

お寺へのご連絡から永代供養まで、まるごとお任せ。ご相談・お見積りは無料です。

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おすすめ⑤ ミキワ(サンテレーヴ)

“ 改葬許可申請の代行だけでも頼める、墓じまいと海洋散骨の会社 ”

料金 5 手続き 4 エリア 4 信頼 3 供養 4

【評価】料金 5/手続 4/エリア 4/信頼 3/供養 4 = 総合20点

埼玉県川口市の株式会社サンテレーヴが運営するサービスです。もとは有限会社ミキワ産業として20年以上お墓の設計管理を手がけてきた会社で、2017年に墓じまいサービスを開始しました。
北海道から沖縄まで全国の熟練職人と業務提携することで、支店を持たずに全国対応を実現しています。

特徴は3つ

  • 面積別の全国統一料金であること。
  • 海洋散骨や粉骨に強いこと。
  • 改葬許可申請の手続き代行だけを単独で頼めることです。

3つめは意外と重要です。工事は地元の石材店にすでに頼んである、でも書類だけが分からない。
そういう方にちょうどいい使い方ができる会社は、6社のなかでもここだけでした。

墓じまい本体のほかに、海洋散骨、永代供養墓(合祀)の紹介、閉眼供養のお坊さん手配、粉骨、納骨代行、法名・戒名彫刻といったオプションが揃っています。
「お墓は完全に片付けたい。遺骨は海に還してあげたい」というお考えがはっきりしている場合、墓じまいと散骨を別々の会社に頼む手間が省けます。

ミキワの墓じまい セットプラン料金(税込)

  • 1㎡未満   181,500円〜
  • 1〜2㎡未満 214,500円〜
  • 2〜3㎡未満 258,500円〜
  • 3〜4㎡未満 291,500円〜
  • 4〜5㎡未満 324,500円〜

北海道から沖縄まで全国統一の料金設定です。
単独で依頼できるオプションも公開されており、改葬手続き代行38,500円、永代供養墓(合祀)33,000円、納骨代行33,000円、粉骨14,300円〜、海洋散骨は代理散骨27,500円〜/個別散骨121,000円〜となっています。

ただし、これはあくまで基本料金です。墓所面積のほか、石材量や搬出経路によって実際の金額は変わります。
閉眼供養のお布施や離檀料、墓じまい後の納骨・散骨費用も別途必要です。

※2026年9月時点の公表情報にもとづきます。料金は改定される場合があります。

気をつけたい点

運営規模が他社に比べて小さいため、信頼性は3点としました。
ただし年間相談件数は3,000件以上とされており、実務の蓄積がないわけではありません。
押しの強い営業を受けにくく、まずは資料だけ取り寄せて考えたい段階の方には、かえって使いやすいと思います。
また、全国の工事をすべて自社で施工するわけではありません。
契約前に「現地を施工するのはどの会社か」「工事中の連絡窓口はどこか」を確認しておくと安心です。

散骨・粉骨も対応。手続き代行だけのご依頼もできます。

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おすすめ⑥ 墓じまいパートナーズ(リバーズエッジ)

“ 上乗せなしの相見積もりと、お寺が指定する石材店への対応 ”

料金 4 手続き 3 エリア 5 信頼 4 供養 4

【評価】料金 4/手続 3/エリア 5/信頼 4/供養 4 = 総合20点

株式会社リバーズエッジが運営する、「立会はできない」方に向けたサービスです。
日本テレビ『news every.』やフジテレビ『Live News イット!』で取り上げられ、自社で実施した「墓じまい実態調査2026」がニュースで紹介されています。

この会社の値打ちは、工事費の仕組みにあります。
特定の石材店に縛られず複数社から相見積もりを取り、お客様が支払う工事費は石材店の見積もり金額そのまま。
自社で上乗せしないと明記しています。
相見積もりだけの依頼なら代行料は0円です。

さらに、お寺が石材店を指定しているケースにも対応できます。
自社施工が前提の会社では断られてしまう条件なので、寺院墓地の方には大きな意味があります。

墓じまいパートナーズ 費用の内訳(税込)

  • 工事費 15〜40万円が目安(石材店へお支払い/上乗せなし)
  • 代行料 0〜13.2万円(依頼する範囲によって変動)
  • お寺へのお布施 3〜10万円
  • 離檀料 0〜20万円前後(発生しないケースが多いとのこと)

公開されている実際の費用事例

  • 愛媛県・60代女性(公営霊園2㎡)/相見積もりのみ依頼 → 合計27万円
  • 埼玉県・50代男性(寺院墓地3㎡)/手続きサポート+立会代行 → 合計43.6万円
  • 千葉県・70代女性(寺院墓地3㎡・寺指定の石材店)/見積交渉+寺への連絡代行+立会代行+供養先紹介 → 合計66.2万円

気をつけたい点

弱点は行政手続きです。公式サイトに「各種書類の準備・提出をサポートします(申請書はご本人に記入いただきます)」と明記されており、記入はご自身で行う必要があります。
書類仕事を完全になくしたい方は、「わたしたちの墓じまい」のほうが向いています。

一方で、この会社は「高額になってしまう場合など、時には墓じまい自体の中止をおすすめする場合もございます」と書いています。
売ることを優先しない姿勢は、この業界では貴重です。

石材店への見積り依頼だけでもOK。強引な勧誘はありません。

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代行業者に頼まず、地元の石材店に直接頼む方法

ここまでの6社は、役所の手続きやお寺への連絡まで含めて、墓じまいを引き受ける代行業者です。

ただ、墓じまいは、誰もが代行業者に頼む必要があるわけではありません。
手続きやお寺への連絡はご自身で進め、墓石の撤去だけを地元の石材店に頼む。そのほうが合っている方もいます。

どちらが合っているかは、お寺とのお付き合いの深さや、手続きにかけられる時間によって変わります。
次の説明を読んで、ご自身に近いほうを選んでください。

直接頼む方法が合っている方

1. お寺と代々のお付き合いがあり、自分の言葉で伝えたい

先祖の代からお世話になってきたお寺に、墓じまいの話を代行業者から伝えてもらうことに、抵抗を感じる方は少なくありません。
お寺の側も、長く付き合ってきた家からの直接の報告であれば、事情を受け止めやすいものです。

第三者を間に入れたことで、かえって関係がぎくしゃくすることを心配しているなら、お寺への連絡はご自身で行い、工事だけを石材店に頼む方法が向いています。

2. 手続きを自分で進めて、代行の手数料をかけずに済ませたい

代行業者に頼むと、工事の費用のほかに、手続きやお寺への連絡の代行の手数料がかかります。
役所への申請や書類の取り寄せを自分で担えるなら、その分の手数料はかかりません。

その代わり、お寺との話し合い、書類の準備、役所への申請、石材店との日程の調整は、すべてご自身で行うことになります。

3. 古いお墓や傾斜地のお墓で、地元の職人に見てもらいたい

何代も前に建てたお墓や、山の斜面にあるお墓は、墓石の傷み具合や地盤によって工事の進め方が変わります。
その土地をよく知る石材店に、現地を見て判断してもらえるのは、直接頼む方法ならではです。

代行業者に頼むほうが合っている方

  • お墓が遠方にあり、お寺や役所に何度も足を運ぶのが難しい
  • 平日に仕事があり、役所の手続きやお寺との日程の調整に時間を割けない
  • 書類の準備や申請に不安があり、まとめて任せたい
  • お寺とのお付き合いがほとんどなく、誰に何を伝えればよいか分からない

こうした場合は、ここまでに紹介した6社から、手続きやお寺への連絡をどこまで任せられるかで選ぶのが近道です。
なお、離檀料などをめぐってお寺との話がこじれている場合は、弁護士に相談する方法もあります。

2つの進め方の違い

石材店に直接頼む代行業者に頼む
お寺への連絡ご自身で伝える事業者によっては、連絡ややりとりをサポート
役所の手続きご自身で書類をそろえて申請する事業者によっては、書類の取り寄せから提出まで代行
墓石の撤去工事地元の石材店が行う提携する石材店などが行う
費用工事の見積もり額工事の費用に、代行の手数料が加わる場合がある
ご自身の手間多い少ない
当サイトによる整理。代行の範囲や料金は事業者ごとに異なります

石材店を探す方法

地元の石材店を探すときは、石材店が加盟する全国規模の団体のサイトで調べることができます。
加盟店を探せるサイトを2つ紹介します。

検索サイト①|全優石(一般社団法人 全国優良石材店の会)

1983年に、消費者が一生に一度のお墓づくりの際に安心して頼める店づくりを目的として設立された一般社団法人です。
全国の優良石材店約300社で組織されていて、認定を受けた石材店には保証制度が用意されています。

認定店が登録されていない県もあるので、まずお墓のある県に認定店があるかを確かめてください。

▶ 全優石の公式サイトで認定店を探す

検索サイト②|石産協(一般社団法人 日本石材産業協会)

2001年に設立された石材業界の全国団体で、全国47都道府県に支部があります。
墓石の小売店のほか、採石や石材の加工、輸入などを手がける会社も含めて、約1,300社が加盟しています。

お墓に関する知識を持つ専門家として「お墓ディレクター」の資格を認定していて、資格を持つ人を公式サイトから探すこともできます。
石材店を選ぶ前に、相談できる相手を探したいときの手がかりになります。

▶ 石産協の公式サイトで加盟店を探す

▶ お墓ディレクターの公式サイトで資格を持つ人を探す

どちらも代行業者ではないため、行政手続きの代行や、お寺とのやりとりのサポートはありません。
一方の団体で見つからなければ、もう一方でも探してみてください。

石材店に直接頼む場合の流れ

  1. お寺(墓地の管理者)に墓じまいの意向を伝え、埋蔵証明書を受け取る
  2. ご遺骨を移す先を決め、受入証明書を受け取る
  3. お墓のある市区町村に、改葬許可を申請する
  4. 石材店に現地を見てもらい、見積もりを取る
  5. 閉眼供養をしたうえで、ご遺骨の取り出しと墓石の撤去を行う

▶ お墓のある市区町村の改葬手続きを確認する
全国の市区町村ごとに、担当窓口と必要書類の確認先をまとめています

頼む前に確かめておきたいこと

  • お墓のある県に、加盟店や認定店があるか。団体によっては、登録のない県もあります
  • 統一の料金表はなく、費用は石材店が現地を見て出す見積もりで決まります。複数の石材店から見積もりを取って、比べてください
  • 寺院墓地では、お寺が工事をする石材店を指定していることがあります。依頼の前に、お寺に確認してください

団体に加盟していることは、工事の品質を保証するものではありません。
石材店ごとの説明や見積もりの内容を、ご自身で確かめてください。

【状況別】あなたに合うのは、どの会社か

6社を比べて分かったのは、点数よりも「あなたが今どの段階にいるか」で答えが変わるということでした。

■ まだお寺に何も伝えていない/とにかく総合力で選びたい
→ 墓じまいくん
撤去、行政手続きのサポート、寺院とのやりとりを基本料金に含みます。
上場企業の安心感もあります。

■ 聞いたことのある会社に頼みたい/24時間いつでも相談したい
→ イオンのお葬式
面積を選べば金額が分かり、役所への提出まで代行に含まれます。

■ すでにお寺と気まずい/高い離檀料を提示された
→ わたしたちの墓じまい
弁護士費用まで含む離檀代行を用意しています。

■ お墓に外柵がない/じっくり相談しながら決めたい
→ メモリアルアートの大野屋
外柵なしなら138,600円〜。専任担当が最後まで担当します。

■ お寺指定の石材店がある/複数の石材店の見積もりを比べたい
→ 墓じまいパートナーズ
相見積もりだけなら代行料0円、工事費に上乗せもありません。

■ 遺骨を海に還したい/書類だけ手伝ってほしい
→ ミキワ
散骨・粉骨に強く、手続き代行のみの依頼もできます。

手続きを自分で進めるなら、石材店に直接頼む方法も

■ お寺とのお付き合いが深い/手続きは自分でできる
→ 全優石
認定石材店のネットワークから選べます。

業者選びで、これだけは避けてください

最後に、ご相談を受けていて「これは危ない」と感じるパターンをお伝えします。

1. 現地を見ずに総額を確約する会社
墓石の量、階段の有無、重機が入るかどうか。これらを確認せずに「◯◯円で全部できます」と言い切る会社は、後から追加請求が発生する可能性が高いと考えてください。写真か現地確認の後に見積書を出すのが、まっとうな手順です。

2. 不安をあおって契約を急がせる会社
「今月中に決めないと」「放っておくと無縁墓になります」と急かす会社には注意してください。墓じまいは急いで決める性質のものではありません。

3. お寺との対立を前提に話す会社
離檀料を払う法的義務はありません。ただ、最初から「戦いましょう」という姿勢の会社に任せると、こじれなくてよかった関係までこじれます。ご住職への感謝を伝えたうえで進める会社を選んでください。

よくあるご質問

Q. 墓じまいをすると、親戚に反対されませんか?

事前に相談せず進めてしまい、後から「なぜ知らせてくれなかった」と言われるケースが最も多いトラブルです。
金額の話より先に、ご兄弟やご親戚に一言お伝えください。
お墓は祭祀財産といって、預貯金や不動産のような相続財産には含まれません。
承継する人は、①故人の指定、②地域の慣習、③家庭裁判所の判断、という順で決まります。
長男である必要も、相続人である必要もありません。
相続放棄をした方や、親族以外の方を指定することもできます。
ですから「継いでくれないか」と打診してみると、引き受けてくれる方が見つかることもあります。
話がまとまらない場合は、弁護士にご相談ください。

Q. 離檀料は、必ず払わなければいけませんか?

法的な支払い義務はありません。
墓じまいくん(鎌倉新書)は自社の経験として、請求してくるお寺は20件に1件ほどだと公表しています。
ただし閉眼供養のお布施は、これまでの供養へのお礼として、3〜10万円程度をお納めするのが一般的です。
もし高額を提示されたら、その場で返事をせず「家族と相談します」と持ち帰ってください。
話がこじれた場合は、弁護士に相談する方法もあります。

Q. 遺骨の行き先が決まっていなくても、相談できますか?

できます。ただし、行き先によって必要な手続きが変わります。
新しいお墓や納骨堂へ移す場合は、移転先が発行する受入証明書を添えて改葬許可を申請します。
一方、散骨や手元供養の場合、受入証明書を発行してくれる相手がいません。
国の見解では、自宅に安置する場合と散骨する場合、改葬許可は必要ないとされています。
ただし自治体によって取扱いが異なり、窓口で発行を求められることもあれば、逆に発行されないこともあります。
判断に迷う領域なので、お墓のある市区町村に事前にご確認ください。
お墓のある市区町村の窓口は、地域別ページからご確認いただけます。

Q. どのくらいの期間がかかりますか?

会社や墓地の条件によりますが、申し込みから施工まで最短20日程度、余裕を見て2〜3か月とお考えください。
行政手続きと閉眼供養の日程調整に時間がかかります。

まとめ

6社を並べてみると、それぞれがまったく違う強みを持っていることが分かります。

総合力なら墓じまいくん。
知名度と安心感ならイオン。
お寺とのことが心配なら、わたしたちの墓じまい。
老舗の相談体制なら大野屋。
工事費を重視するならパートナーズ。
散骨ならミキワ。
職人への直接依頼なら全優石。

どの会社も、相談と見積もりは無料です。 そして共通しているのは、見積もりを取ったからといって契約する義務は一切ないということ。

長いあいだ気にかけてこられたお墓のことです。焦って決める必要はありません。
ただ、判断の材料だけは、早めに手元にあったほうが気持ちが楽になります。

まずは、いまのご自分に近いところに一件だけ問い合わせてみる。そこから始めてみてください。

今回の評価基準と参考資料

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