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※掲載順位や評価は、当サイト編集部が独自の基準で判断したものです。記載は2026年9月時点のものです。

「蓋を開けたら、骨壺が六つ並んでいた。」

墓じまいのご相談では、こういうお話をよく聞きます。
祖父母までは見当がつくけれど、残りが誰なのかわからない、お寺に尋ねても記録がないということは、珍しいことではありません。

お墓を継ぐ人がいない。子どもはいても、娘は嫁いでいるし、息子は都会から戻ってくる気配がない。
そうした方が、このページを読んでくださっているのだと思います。

墓じまいはご先祖を見捨てる行為ではありません。
まだ決められる人間が残っているうちに行き先を決めておく、ということです。
こんな大変なことを自分でやろうとしているアナタは、とても責任感が強い人のはずです。

ただ、いざ調べ始めると選択肢が多くて、なかなか前に進みません。
この記事では、墓じまい後のご遺骨の行き先について、分かりやすく解説します。

また、アナタの墓じまいをサポートする事業者をご紹介します。

「永代供養墓」という決まった商品はない

「永代供養墓を探しています」というご相談をよくいただきます。
ところが、この探し方だと比較が成り立たないことがあります。

「永代供養墓」という言葉に、業界で統一された定義がないからです。

ある霊園では、最初から他の方と一緒に埋蔵する合祀墓のことを指しますが、
ある寺院では、33回忌まで骨壺のまま個別に安置し、そのあと合祀に移す集合墓のことを指します。
同じ名前で呼ばれていて、中身はまったく別物です。

日本最大級のお墓ポータルサイトを運営する鎌倉新書が毎年おこなっている「お墓の消費者全国実態調査」でも、お墓の分類は下記の5つです。

  • 一般墓
  • 樹木葬
  • 納骨堂
  • 合祀墓、合葬墓
  • その他

永代供養墓という選択肢は、そもそも用意されていません。

永代供養は、お墓の種類ではなく管理の方式

永代供養とは、寺院や霊園がご遺族に代わって管理と供養を続ける仕組みのことです。
石の形でも、場所の種類でもありません。
誰が管理を引き受けるのか、という契約の中身を指しています。

だから「樹木葬だから跡継ぎは要らない」「納骨堂なら永代供養」という説明は、半分しか当たっていません。
樹木葬にも納骨堂にも、ご家族の区画を次の世代に引き継いでいく承継型のタイプがあります。

承継者がいる間は普通のお墓として使い、引き継ぐ人がいなくなった時点で霊園が管理を引き取って合祀に移す、という組み合わせ型も増えました。

永代供養型と承継型の違い

形や名前で判断しようとすると混乱します。
確認すべきことは、ひとつだけです。
自分が亡くなったあと、管理費を払う必要があるかどうかです。

  • 払う必要がないなら、永代供養型
  • 家族の誰かが払うなら、承継型

パンフレットに「永代供養」と書いてあっても、年間管理費の支払いが延々と続く設計であれば、承継型の性格が残っています。

供養先を整理する3つの軸

軸選択肢何が決まるか
1. 承継の有無承継型 / 永代供養型次の世代に管理の負担を残すかどうか
2. 安置の形態合祀 / 個別安置(期間あり) / 個別安置(期間なし)あとからやり直しがきくかどうか
3. 場所の形屋外の墓標型 / 樹木・草花型 / 屋内の納骨壇型お参りのしかた、通いやすさ

このうち決断の重さがまるで違うのが、2番目です。
樹木葬にするか納骨堂にするかは見た目と通いやすさの話なので、1と2が決まってから考えても間に合います。

「永代」は「永遠」ではありません

永代供養でいちばん多い誤解がここです。
「永代」は長い年月という意味であって、永遠に個別で安置し続けるという約束ではありません。

合祀型は、納骨の時点で骨壺から出し、他の方のご遺骨と同じ場所に埋蔵します。
個別のスペースがないぶん費用は抑えられ、年間管理費のかからない施設が多くなります。

個別安置型は、骨壺のまま個別のスペースに安置して、決められた期間が過ぎたら合祀に移します。
期間中はその場所でお参りができますし、たいていはご遺骨を取り出すこともできます。

「33回忌まで」は、誰の命日から数えるのか

ここは墓じまいをする方にとって、特に大事な確認事項です。

民間の霊園や寺院では「33回忌まで個別安置」という設計が一般的ですが、年忌は故人の命日を起点に数えます。
そして墓じまいで取り出すご遺骨は、亡くなってから30年、50年と経っていることが珍しくありません。

納骨と同時に合祀扱いになるのか、契約の日から数え直すのか。施設ごとの規定によります。
この点をはっきり書いている資料は、今回の調査では見つけられませんでした。
申し込む前に、必ず施設に直接お尋ねください。

公営は「許可日から20年」、民間は「◯回忌まで」

調べてみて意外だったのが、公営と民間で期間の数え方そのものが違うことでした。

公営は「暦年」で数えます。
東京都の都立霊園では、合葬埋蔵施設に納められたご遺骨は使用許可日から20年間、地下の埋蔵室に骨壺のまま埋蔵され、そのあと納骨袋に移されて共同埋蔵室へ移ります。

生前申込の方が許可日から20年を過ぎて納骨される場合は、最初から共同埋蔵室です。
千葉県四街道市も20年(最長10年の延長を別途申請可)、浦安市も20年、大阪府高槻市も20年。
公営はこの設計でほぼ揃っています。

いっぽう寺院や民間霊園は「年忌」が区切りです。
メモリアルアートの大野屋が案内する東養寺(埼玉県川口市)の収蔵タイプなら、納骨から33回忌まで年3回の合同供養があり、33回忌以降は合祀となります。

期間が過ぎたあとは、骨壺から出されて納骨袋に移され、他の方と同じ場所に埋蔵されます。
都立霊園の「使用の手引」には、共同埋蔵室に使用者や関係者が入ることはできず、ご遺骨を納めた骨壺も返却できないと書かれています。

合祀のあと、ご遺骨は取り出せない

他の方のご遺骨と混ざり合うので、どれが誰のものか判別できなくなります。
施設の方針ではなく、物理的に不可能だという話です。永代供養を選ぶうえで、取り返しのつかない選択はここだけです。

都立霊園の規定でも、「一定期間後共同埋蔵」は原則として埋蔵後の引取りができず、共同埋蔵されたあとは引取りができません。
「直接共同埋蔵」は埋蔵された時点で引取りができなくなります。

お墓のミキワは、自社サイトの永代供養墓(合祀)の説明で、デメリットとして「血縁関係のない他人のご遺骨と混ざってしまう」「一旦合祀すると、ご遺骨が取り出せないので改葬(引越し)ができない」と書いています。
申し込む側にとっては、こう書いてあるほうが判断しやすいと思います。

契約の前に確認したい6つのこと

  1. 合祀のタイミング(納骨と同時か、何年後か)
  2. その期間は、いつを起点に数えるのか
  3. 期間の延長ができるか、できる場合はいくらか
  4. 期間中にご遺骨を取り出せるか、その条件と費用
  5. 納骨できるご遺骨の数と、超えたときの扱い
  6. 解約したときの返金の有無と、手数料

これらが契約書に書かれているかどうかを、ご自身の目で確かめてください。
口頭の説明だけで進めないほうが安全です。

永代供養墓が終着点とは限らない

国民生活センターには、お墓に関する相談が毎年千件前後寄せられています。
公開されている最近の事例に、こんなものがありました。

遠方の寺院の永代供養墓に納骨している両親のご遺骨を近隣の霊園へ移したいが、寺院から高額な離檀料を請求され円滑に進まない。

永代供養墓に納めたあとで、やはり近くに移したいと考える方がいらっしゃるということです。
個別安置型なら選び直す余地が残りますが、合祀型を選んでいたら、この相談自体が成り立ちません。

年度2023202420252026
相談件数1,046件1,018件1,077件123件(前年同期112件)

費用は柱数で決まる

墓じまいの費用というと、多くの方がまず墓石の撤去費用を思い浮かべます。
ただ、総額を大きく動かすのはご遺骨の数のほうです。

区分内容変動する要因
① 撤去工事墓石の解体・処分、整地、返還面積、立地、重機が入るかどうか
② 手続き改葬許可申請、埋蔵証明書、受入証明書ご遺骨1柱ごとに申請が必要な自治体もある
③ 供養先永代供養料、納骨料、刻字料など柱数、安置の形態

見積もりを頼む前に、骨壺を数えておく

これをやらずに見積もりを取ると、あとから金額が変わります。
古いお墓では骨壺を使わず土に還す形で埋葬されていることもあるので、墓地の管理者に記録が残っていないか尋ねてみるのも手です。

1柱いくらの事業者と、◯柱までパックの事業者

供養先の費用の建て付けは、大きく2通りです。
1柱単価型は柱数が増えるほど金額が上がるので、数が少ないなら総額が読みやすい。
柱数パック型は規定の数まで定額ですが、それを超えたときの扱いは事業者によって違います。

ご遺骨が5柱を超えそうなら、最初の問い合わせで「規定の柱数を超えるといくらになりますか」と聞いておくと、あとの比較が楽になります。

見落としやすい費目

永代供養の費用は、ひとつの金額ではなく複数の費目の合計です。
イオンライフが、案内する永代供養墓に含まれるものとして次の4つを定義して公開しています。
見積もりを受け取ったときの照合に使えます。

費目内容
埋葬料各宗派の教義にてご遺骨を埋葬する費用
永代使用料故人ごとに永代供養墓を永続的に利用する費用
永代供養料合同法要祭にて供養を永続する費用
永代管理料永代供養墓の管理・維持を永続的に行う費用

このほか、墓誌に名前を刻む刻字料、ご遺骨の洗浄費や移送費、遠方の場合の出張費が別途かかることがあります。見積もりは必ず総額で比べてください。

参考:公営霊園の使用料

公営の金額は条例で決まっていて、公表されています。
東京都が2026年5月25日に発表した令和8年度の募集では、次のとおりです。いずれも年間管理料はかかりません。

施設使用料
八柱霊園 合葬埋蔵施設(20年後共同埋蔵)ご遺骨1体あたり 131,000円
八柱霊園 合葬埋蔵施設(直接共同埋蔵)ご遺骨1体あたり 53,000円
多磨霊園 合葬埋蔵施設(20年後共同埋蔵)ご遺骨1体あたり 61,000円
小平霊園 合葬埋蔵施設2号基(直接共同埋蔵)ご遺骨1体あたり 58,000円
多磨霊園 樹林型合葬埋蔵施設2号基ご遺骨1体あたり 95,000円/粉状遺骨1体あたり 31,000円
雑司ケ谷霊園 樹林型合葬埋蔵施設ご遺骨1体あたり 112,000円/粉状遺骨1体あたり 37,000円

樹林型には、粉状にしたご遺骨の区分が別に設けられています。
粉骨を考えている方は、申し込む施設にこの区分があるかどうかを確かめてください。

なお都立霊園の申し込みは年に一度の抽選で、申し込みから使用許可証の交付まで数か月かかります。

公営墓地が、墓じまいのご遺骨を受け入れないことがあります

ここは、ぜひ知っておいていただきたいところです。

公営の合葬式墓地は金額が明示されていて検討される方も多いのですが、申し込みの資格に「まだどこにも納められていないご遺骨であること」という条件がついている自治体があります。
つまり、墓じまいで取り出したご遺骨では申し込めません。

受け入れていない例

  • 千葉県四街道市の合葬式墓地(通常合葬)は、申請の要件に「焼骨が改葬のもの又は分骨でないこと」があります
  • 千葉県浦安市の合葬式墓地は、申請者が「埋蔵されたことがない焼骨をお持ちであること」とされ、分骨での申請もできないと明記されています
  • 都立霊園でも、小平霊園の一般・芝生埋蔵施設と八王子霊園の芝生埋蔵施設(申込区分1)は「一度も埋蔵(葬)、収蔵したことがない遺骨を持ち」「申込遺骨は改葬遺骨でないこと」が要件です

受け入れている例

  • 大阪府高槻市の合葬式墓地は、申込資格に「他の墓地または納骨堂から改葬した焼骨を所有している方」が含まれています
  • 都立霊園の合葬埋蔵施設は改葬に対応していて、「使用の手引」に改葬手続きの手順が載っています

取扱いは自治体により異なります。お住まいの市区町村、またはお墓のある市区町村の窓口で、必ず事前にご確認ください。

骨壺のサイズ、副葬品、土葬のご遺骨

受け入れ側の条件は、費用のほかにもあります。都立霊園の合葬埋蔵施設を例にとると、こうなっています。

  • 骨壺の大きさは幅・奥行きとも25cm以内、高さ28cm以内で、不朽性のものであること
  • ご遺骨が散らばったり混ざったりしないよう、不朽性の入れ物に入れること
  • 故人の記念品などの副葬品は埋蔵できないこと
  • 火葬したご遺骨でないと埋蔵できず、土葬のご遺骨を改葬する場合は必ず火葬すること

骨壺は関西では小さく、関東では大きい傾向があります。地方のお墓を都市部の施設に移すとき、サイズが規定に収まらないことがあります。

海洋散骨は、永代供養とは別のもの

墓じまいのあとの選択肢として「海洋散骨」を考える方もいらっしゃいますが、永代供養とは性質が違います。

永代供養は、寺院や霊園という管理の主体が残り、そこが供養と管理を続ける仕組みです。
海へ還す場合は、還した時点で管理する主体がなくなります。
手を合わせる場所が残るかどうかが、いちばん大きな違いです。

手続きの面でも違いがあります。
すでにお墓に納められているご遺骨を別の墓地や納骨堂に移すことは墓地埋葬法上の「改葬」にあたり、市町村長の許可が要ります。
施行規則では、申請書に墓地等の管理者が作成した埋蔵の事実を証する書面を添付することとされています。

海洋散骨については、墓地埋葬法に明文の規定がありません。
取扱いは自治体により異なります。
条例やガイドラインを定めている自治体もあるので、検討される場合はご遺骨のある地域と散骨する海域の両方についてお調べください。

契約した霊園がなくなることもある

頻度は高くありませんが、実際に起きています。

札幌市東区の屋内型納骨堂「御霊堂元町」では、2022年10月の説明会で、建物が強制競売にかけられていたことが利用者に伝えられ、ご遺骨の引き取りを求められました。
土地と建物は地元の不動産会社が落札したものの、札幌市が納骨堂の継承を認めておらず、存続の見通しは立っていないと報じられています。
ご遺骨を納めたままの方や、引き取ったあとの行き先が見つからない方もいるとされています。

※この事例は報道(HTB「テレメンタリー2023」ほか)にもとづく記載です。行政の処分記録などの一次資料は確認していません。

永代供養は、長い年月にわたってご遺骨を預ける契約です。
宗教法人・公益法人・民間企業のどれが運営しているのか、その法人はいつから運営しているのか。
そのくらいは契約の前に確かめておいて損はありません。
営利目的の納骨堂事業のために宗教法人が名義貸しのような形で売買される実態があることも、同じ報道のなかで指摘されています。

永代供養を頼める、おすすめの事業者6社

ここからは、墓じまいと一緒に永代供養を頼める事業者を比べます。

立地と安さを指標にしていない理由

供養先の立地は、読む方によって答えが変わります。
北海道にお住まいの方の「近い」と、大阪にお住まいの方の「近い」は別のものなので、全国共通の点数はつけられません。

金額のほうも同じです。ご遺骨の数、お墓の面積、立地、選ぶ安置の形態で総額は大きく動きます。
ある方にとって総額が抑えられる事業者が、別の方にはそうならない。
この商材では普通に起こることです。
そのため金額は事実として並べるだけにして、評価しているのは「総額の見通しが立てられるかどうか」にしました。

5つの評価指標(各5点・25点満点)

指標何を見たか
① 供養先の特定可能性申し込む前に、納骨先の施設名・所在地・運営主体がわかるか
② 取り出せなくなる条件の明示合祀の時期と、そのあと取り出せなくなることが説明されているか
③ 総額の見通しやすさ柱数が増えたときの金額、別途かかる費用の条件が事前にわかるか
④ 墓じまいとの一体対応範囲撤去・行政手続き・寺院とのやりとり・出骨・納骨のどこまでを担うか
⑤ 供養先を自分で選べるか供養先が固定か、複数から選べるか

同じ表に並んでいても、申込先は違います

事業者は仕組みの違いで3つの型に分かれます。
お金を払う相手とご遺骨を預ける相手が、型によって変わります。

型仕組み申込先
自社開示型自社で扱う霊園・寺院を、施設名と条件を示して案内する事業者を通じて施設と契約
取次型提携する寺院の合祀墓へ、定額でご遺骨を取り次ぐ事業者と契約
紹介型複数の施設を紹介し、利用者が施設を選んで契約する施設と直接契約

総合比較表

事業者型供養先の施設名供養先合祀条件費用対応範囲選択肢合計
メモリアルアートの大野屋自社開示型公開あり5444421
墓じまいパートナーズ紹介型公開あり4533520
お墓のミキワ取次型公開なし1555117
イオンのお葬式紹介型公開あり3224415
お墓の引越し&墓じまいくん取次型公開なし2135314
わたしたちの墓じまい取次型公開なし1244213

2026年9月時点で各社が公開している情報にもとづく、当サイト独自の採点です。「供養先の施設名」欄は、申し込む前に施設名がわかるかどうかの事実を記載したものです。

おすすめ①|メモリアルアートの大野屋(21点)

墓石の撤去から納骨先の手配まで、石材店が一貫対応

供養先 5 合祀条件 4 費用 4 対応範囲 4 選択肢 4

【評価】供養先 5/合祀条件 4/費用 4/対応範囲 4/選択肢 4 = 合計 21点

創業以来30万件を超える施工実績を持つ石材店です。お墓の建立のほか、樹木葬・納骨堂・永代供養墓の案内、墓じまいやお墓の引っ越しを手続きから完了まで扱っています。

扱っている霊園・寺院は、施設ごとに名称も所在地も料金も宗派も公開されています。たとえば東養寺(埼玉県川口市東本郷1174)の永代供養墓なら、合祀が15万円、収蔵(骨壺で33回忌まで)がご遺骨一体30万円・ご夫婦50万円、いずれも管理費は不要。収蔵は33回忌まで年3回の合同供養があり、33回忌以降は合祀です。宗派は真言宗ですが、申し込み以降は宗派を問わないとされています。生前契約もできます。

屋内型を探している方には、常光閣 室内墓苑(千葉市・千葉都市モノレール「作草部」駅から徒歩2分)があります。永代使用料(33年)の志納金が100万円、年間管理料が1万円。屋内の納骨施設はお花やお供え物の持ち込み、火の使用を禁じているところも多いのですが、ここは線香も花もお供物も大丈夫だと案内されています。

気をつけたい点

  • 永代供養料はキャンセルしても戻らないと明記されています。生前契約を考えている方は、この点を踏まえてご判断ください
  • 対応エリアは関東・関西・東海が中心です。それ以外の地域のお墓は、対応できるかどうかを先に確認してください
  • 遺骨ジュエリーの「Soul Jewelry」は手元供養の商品で、永代供養とは別物です
  • 長くお参りする場所になります。契約の前に、一度は現地を見に行かれることをおすすめします

メモリアルアートの大野屋の公式サイトを見る

おすすめ②|墓じまいパートナーズ(20点)

全国1,400件以上から、あなたに合う施設を選択可能

供養先 4 合祀条件 5 費用 3 対応範囲 3 選択肢 5

【評価】供養先 4/合祀条件 5/費用 3/対応範囲 3/選択肢 5 = 合計 20点

株式会社リバーズエッジが運営する、墓じまいと供養先の相談サービスです。永代供養墓・樹木葬・納骨堂・散骨の施設を都道府県別に探せて、施設ごとに名称、所在地、費用、それに合祀/個別安置/宗派不問/管理費不要/生前申込可といった条件が並んでいます。選択肢の幅では、今回比べた6社のなかでいちばん広いと思います。

契約前に確認すべきこととして、合祀のタイミング、納骨できるご遺骨の数、解約と返金の条件、契約書に書かれているべき内容を具体的に挙げているのも特徴です。「永代」は「永遠」ではなく「長い年月」という意味だということ、合祀後は取り出せないということも、繰り返し説明されています。

気をつけたい点

  • 契約するのは施設とです。費用や条件の最終確認は、施設に対して行ってください
  • サイトには「非公開施設を含む1,400件以上から提案」とあり、提案される施設をすべて事前に一覧で見られるわけではありません
  • 墓石の撤去工事は提携石材店が行います。施工会社名と完了報告の方法を先に聞いておいてください
  • 同サイトに載っている改葬件数の数値は、厚生労働省の公表値とやや違います。件数については、このページ末尾の参考資料にある一次資料をご覧ください

墓じまいパートナーズの公式サイトを見る

おすすめ③|お墓のミキワ(17点)

ご遺骨は郵送でも受付可能。そのまま納骨まで対応

供養先 1 合祀条件 5 費用 5 対応範囲 5 選択肢 1

【評価】供養先 1/合祀条件 5/費用 5/対応範囲 5/選択肢 1 = 合計 17点

株式会社サンテレーヴが運営する、全国対応の墓じまいサービスです。墓じまい、改葬手続きの代行、納骨代行、永代供養、粉骨、海洋散骨、戒名彫刻まで、同じ窓口で相談できます。

永代供養墓(合祀)は一柱33,000円(税込)。檀家にならなくてよく、管理費などの維持費もかかりません。ご遺骨は郵送か訪問で預ける形で、出張費は東京23区および半径20km圏内が無料、21〜50kmが13,200円、51〜100kmが19,800円、101〜150kmが27,500円、151〜200kmが33,000円と距離別に公開されています。柱数と距離がわかれば、自分で総額を計算できる建て付けです。納骨が済むと納骨通知書が届きます。

永代供養と合祀墓の違いについても「永代供養は供養や管理方法を指し、合祀墓は埋葬方法を指している」と正確に書き分けています。この記事の前半でご説明した区別と同じです。

気をつけたい点

  • 納骨先の寺院名と所在地は公開されていません。どちらの寺院に納められるのか、申し込む前にお尋ねください
  • 扱っているのは合祀だけです。しばらく個別にお参りしたい方や、将来移す可能性がある方は、別の選択肢を検討してください
  • 墓石の解体工事は提携石材店が行います
  • 公式サイトの料金は基本料金です。面積、石材の量、階段の有無、重機が入るかどうかで見積額は変わります

お墓のミキワの公式サイトを見る

おすすめ④|イオンのお葬式(15点)

葬儀から納骨、身元保証まで一社で対応

供養先 3 合祀条件 2 費用 2 対応範囲 4 選択肢 4

【評価】供養先 3/合祀条件 2/費用 2/対応範囲 4/選択肢 4 = 合計 15点

イオンライフ株式会社が運営しています。永代供養の専用ページがあり、納骨・永代供養墓を利用できる寺院を日本地図や一覧から探せます。永代供養墓のほか納骨堂、樹木葬も選べて、生前予約にも対応しています。

先ほど費用の項で紹介した4つの費目の定義は、この会社が公開しているものです。永代供養の費用がひとつの金額ではないことを理解するのに役立ちますし、他社の見積もりを読むときの物差しにもなります。

墓じまいについても、必要書類の確認と行政窓口への提出を代行し、取り出したご遺骨は墓地で直接渡すか希望の場所へ郵送、解体の状況は写真付きの工程報告書にして送る、という流れが示されています。

気をつけたい点

  • 料金は寺院ごとに違い、永代供養の総額は問い合わせてからの確認になります
  • 墓じまい代行では、書類の作成はご自身で行う必要があるとされています。代行されるのは確認と提出です
  • 合祀の時期や、合祀後に取り出せなくなることについての説明は、公開情報では確認できませんでした。申し込む前にお尋ねください
  • 身元保証・遺言信託は、永代供養とは別のサービスです

イオンのお葬式(永代供養)の公式サイトを見る

おすすめ⑤|お墓の引越し&墓じまいくん(14点)

5柱までは定額。各種手続きから納骨まで対応

供養先 2 合祀条件 1 費用 3 対応範囲 5 選択肢 3

【評価】供養先 2/合祀条件 1/費用 3/対応範囲 5/選択肢 3 = 合計 14点

株式会社鎌倉新書が運営する、お墓の引越し・墓じまいの専門サービスです。全国に提携施工班があり、お墓がどこにあっても対応しています。

基本料金は墓地の面積別で、0〜2㎡未満が159,000円〜、2〜3㎡未満が253,000円〜、3〜4㎡未満が286,000円〜、4〜5㎡未満が319,000円〜(いずれも税込)。これにオプションの「ご先祖あんしん永代供養パック」220,000円(税込・5柱まで)を足す形です。パックには改葬許可申請の代行、墓所返還手続きの代行、出骨の調整、永代供養墓の使用料、ご遺骨を永代供養墓に届けること、永代供養証明書の発行が入っています。

菩提寺とのやりとりが心配な方には、離檀交渉に実績のある春田法律事務所と提携していることが明記されています。同社は自社サイトで、離檀料を請求される寺院はむしろ少なく、経験上20件に1件ほどだということ、離檀料を支払う義務は一切ないことも説明しています。お寺に切り出すのが怖いと感じている方には、この説明自体が心強いかもしれません。

気をつけたい点

  • 永代供養パックの納骨先となる寺院名・所在地は公開されていません。申し込む前にお尋ねください
  • 合祀なのか個別安置なのか、合祀の時期がいつなのかも、公開情報からは確認できませんでした
  • 5柱を超える場合は要相談とされています。ご遺骨が6柱以上あるなら、最初の問い合わせで金額を確認してください
  • 撤去費用は墓地の立地や周辺環境で変わります

お墓の引越し&墓じまいくんの公式サイトを見る

おすすめ⑥|わたしたちの墓じまい(13点)

こじれたお寺との交渉などトラブルにも対応

供養先 1 合祀条件 2 費用 4 対応範囲 4 選択肢 2

【評価】供養先 1/合祀条件 2/費用 4/対応範囲 4/選択肢 2 = 合計 13点

日本改葬協会が運営する、墓じまいと離檀の代行サービスです。

この会社の特徴は、離檀の代行が独立した商品として値段のついていることです。離檀代行費用は12万円(税込13.2万円)、すでにお寺との間でこじれている場合は18万円(税込19.8万円)。菩提寺に墓じまいを切り出すのがいちばん怖い、という方にとっては、先の見通しが立てやすい建て付けだと思います。

永代供養は3万円(税込3.3万円・1柱)から。年会費・管理費は一切かからないとされています。移転先や供養の方法が決まっていない場合は、希望を聞いたうえで供養先を案内するそうです。

気をつけたい点

  • 供養先の施設名・所在地は公開されていません。申し込む前にお尋ねください
  • ご遺骨の簡易洗浄・取り出し・移送は、永代供養の費用とは別に1.5〜2万円かかるとされています。総額でご確認ください
  • 費用を抑えたい場合は合祀を勧めるとされています。合祀を選ぶなら、あとから移せなくなることを理解したうえでご判断ください

わたしたちの墓じまいの公式サイトを見る

【状況別】あなたに合うのはどれか

ご遺骨が5柱以上ある方

1柱単価型と柱数パック型で、総額がまるで変わります。
柱数を数えてから、両方の型に見積もりを頼んで比べてください。
パック型なら規定を超えたときの金額を、単価型なら出張費や移送費まで含めた総額を確認しましょう。

あなたに合う事業者

納骨先を自分の目で見て決めたい方

施設名と所在地が事前にわかる事業者から始めると、見学の予定を立てやすくなります。
大野屋と墓じまいパートナーズは、施設ごとの情報が公開されています。

あなたに合う事業者

菩提寺との話し合いに不安がある方

離檀交渉を扱う事業者を選んでください。
わたしたちの墓じまいは離檀代行に値段をつけていますし、墓じまいくんは法律事務所と提携しています。
間に入ってもらえば、ご自身が直接やりとりする場面を減らせます。

あなたに合う事業者

手続きを一箇所で済ませたい方

撤去から行政手続き、出骨、納骨までを同じ窓口で扱う事業者が向いています。
ミキワと墓じまいくんは、この範囲を一つの窓口で相談できます。

あなたに合う事業者

まだ供養の形を決めかねている方

急いで決める必要はありません。
合祀にするか個別安置にするか、そこだけ先に決めておけば、あとの選択肢はずいぶん整理されます。
選択肢の幅が広い事業者に、まず相談だけしてみるという進め方もあります。

あなたに合う事業者

これだけは避けてください

1. 骨壺を数えずに見積もりを取ること

総額をいちばん大きく動かすのが柱数です。
数がわからないまま出た見積もりは、必ずあとで変わります。

2. 納骨先の名前と場所を確認しないまま契約すること

ご遺骨をお預けする相手です。施設名、所在地、運営している法人、その法人がいつから運営しているか。
せめてここまでは、契約の前に確かめてください。

3. 合祀の時期を契約書で確認しないこと

いつ合祀されるのか、その期間はいつから数えるのか。
担当者の説明だけで納得せず、契約書に書いてあるかどうかを見てください。

4. 家族や親族に相談せずに進めること

お墓はご自身だけのものではありません。
あとから「聞いていない」と言われる事態を避けるためにも、工事の見積もりを取る前の段階で、関係する方に一度お伝えしておくことをおすすめします。

よくあるご質問

Q. 永代供養にすれば、本当に永久に供養してもらえますか。

「永代」は長い年月という意味で、永遠ではありません。
個別安置型の場合、決められた期間が過ぎると合祀に移るのが一般的です。
合祀後も供養そのものは続きますが、個別の場所はなくなります。

Q. 合祀されたあと、やはり取り出したいと思ったら。

取り出せません。他の方のご遺骨と混ざるためです。
将来移す可能性が少しでもあるなら、個別安置型を選んでおいてください。

Q. お墓に6柱あります。全部を永代供養にしないといけませんか。

改葬許可はご遺骨1柱ごとの手続きになるのが一般的なので、行き先を分けること自体は可能です。
ただし受け入れ側の条件があるため、施設に確認してください。

Q. 公営の霊園に移したいのですが、申し込めますか。

自治体によります。墓じまいで取り出したご遺骨を受け入れるところと、受け入れないところの両方があります。
お住まいの市区町村の窓口でお尋ねください。

Q. 分骨して、一部を手元に残せますか。

手元に残すこと自体はできます。
問題は残りを納める先で、分骨したご遺骨の申し込みを認めていない施設があります。
先に受け入れ先の条件を確認してください。

Q. 檀家にならないと永代供養は頼めませんか。

檀家にならなくても利用できる施設がたくさんあります。
ただしお寺が運営する施設では宗派の条件がついている場合もあるので、契約前にご確認ください。

Q. 生前に申し込んでおくことはできますか。

できます。公営にも民間にも生前申込の制度があります。
都立霊園の生前申込では、2体用・3体用の場合の続柄として、夫婦(事実婚関係を含む)、パートナーシップ関係、親子、兄弟姉妹が対象とされています。

Q. 契約したあとにキャンセルできますか。

施設によります。納骨前なら応じるところが多い一方で、永代供養料はキャンセルしても返金しないと明記している施設もあります。
納骨後の解約はできないのが一般的です。返金の条件は、契約の前に必ず確認してください。

まとめ

長くなったので、押さえておきたいところだけ並べます。

  • 「永代供養墓」という決まった商品はありません。永代供養は管理の方式を指す言葉で、中身は施設ごとに違います
  • 最初に決めるのは、合祀か個別安置か。ここだけが、あとからやり直せない選択です
  • 「永代」は「永遠」ではありません。個別安置型でも、期間が過ぎれば合祀に移ります
  • 総額は柱数で決まります。見積もりを頼む前に、骨壺を数えてください
  • 公営墓地は、墓じまいのご遺骨を受け入れない場合があります。取扱いは自治体により異なります
  • ご遺骨を預ける相手を確認してください。施設名、所在地、運営している法人を、契約の前に

墓じまいは、一度きりの手続きではありません。
家族と話し、何社かから話を聞いて、納得できるところで決める。
その時間は、十分に取っていただいて構いません。

お見積もり・ご相談は無料ですので、複数社の見積もりを比べてからお決めください。

契約の前に

  • 合祀のタイミングと、その期間の起点
  • 期間の延長の可否と費用
  • 納骨できるご遺骨の数
  • 解約したときの返金の有無
  • 納骨先の施設名・所在地・運営法人

改葬許可申請の要件は自治体によって異なります。
お墓のある市区町村の窓口でご確認ください。

契約や請求のことでお困りでしたら、お住まいの地域の消費生活センターにご相談いただけます。
消費者ホットライン(局番なし・188)から、最寄りの窓口につながります。

評価基準と注意事項

評価の方法

このページの順位は、当サイトが定めた5つの指標(供養先の特定可能性/取り出せなくなる条件の明示/総額の見通しやすさ/墓じまいとの一体対応範囲/供養先を自分で選べるか)について各5点、合計25点満点で採点した結果の順です。

採点に使ったのは、2026年9月時点で各社が公開している情報だけです。個別の問い合わせはしていないので、公開されていない条件については、事業者にご確認ください。

掲載順は採点結果の順で、広告出稿の有無による順位の調整は行っていません。当サイト独自の評価であり、事業者の優劣を保証するものではありません。

参考資料

  • 厚生労働省「衛生行政報告例」令和6年度(2024年度)第6表 埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数(e-Stat・2025年10月21日公開)
  • 総務省東北管区行政評価局「墓じまいに関する情報収集結果」(令和8年1月30日)
  • 厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」
  • 国民生活センター「墓・葬儀サービス」(2026年7月31日更新)
  • 東京都「令和8年度 都立霊園の使用者を募集します」(2026年5月25日報道発表)
  • 公益財団法人東京都公園協会「都立霊園 合葬埋蔵施設 使用の手引」(令和7年11月改訂)
  • 四街道市「合葬式墓地(通常合葬)の申請受付について」
  • 浦安市「合葬式墓地の申請手続き」
  • 高槻市「合葬式墓地」
  • 株式会社鎌倉新書「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」(2026年1月16日〜30日実施・有効回答1,267件)
  • 各社公式サイト(2026年9月時点)

記載は2026年9月時点の情報です。料金・サービス内容・申込資格は変更される場合があります。最新の情報は各社・各自治体の公式情報をご確認ください。

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